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会長メッセージ

 会長 川上 正夫

経済環境は2007年のサブプライム問題以降、依然として先行不透明な状態が続いており、業界を取り巻く環境も低コストを指向する厳しい状態が続いているというのが実態ではないでしょうか。このような中で、協会では「資格認定事業、製品認証事業、技術の標準化」の三大事業に積極的に取り組んでまいりました。

資格認定事業は、技術講習・資格試験とも受講・受験者数が前年よりさらに増加し、従来の運営方法ではほぼ限界に近付いてきました。これは安心・安全を目的とした資格保有者による作業への期待感の表れであり、資格保有者による施工を求める社会的なニーズへの対応は協会の社会に対する大きな使命であると考えております。

次に、製品認証事業は、世の中のデフレ傾向に伴って増加しつつある低価格のアンカーに対し、安全・信頼性確保の観点から、審査基準や認証方法の徹底をはかり、施工時の信頼性の確保を図ってまいります。また、国交省の住宅市場整備等推進事業として実施中の「長期許容応力度に関する検討調査」が終了し、成果が認証された場合のあと施工アンカーの用途拡大に向け準備を進めてまいります。さらに、あと施工アンカーの技術的諸問題、特に注入方式(インジェクション)についての調査、研究実験等によるあと施工アンカーの各種データの作成、その他のアンカー類に関する調査事項を審査基準作成へと結びつけ、早期審査開始を目指してまいります。

三番目の施工技術の標準化ですが、協会が最も重要な指針とする安全・安心を定着させるため、現在は案の段階である施工指針の整備完成を図るとともに、建造物長寿化へのニーズにお応えできるよう、耐震補強等の改修工事に対応した技術の検討を進めてまいります。今後の課題としては、あと施工アンカーに係わる業界、メーカー、施工、流通の各分野を総合的にサポートする国内唯一の協会として、あと施工アンカーの作り手、販売者、ユーザーの声にお応えできる体制・組織づくりを目指します。

 このような取組みを実施していく事務局の体制としては、新公益法人への移行に向けた新会計システムの導入、資格試験制度へのWebエントリーの導入による業務の効率化、将来的には認証試験の協会内での実施や常設の講習会場機能を持った研修センターの設置といった展開計画立案とその実現をスピードアップし目指してまいります。上記のように諸先輩に築いて頂いたJCAAを社会変化に併せて益々発展させ、世の中のお役に立てる協会となるよう頑張ってまいります。

有難うございました。

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